韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

(前編)イクメンのメンタルは、一体誰にケアしてもらえるのか?の巻。

イクメン・クライシス

 

先ず、話に入る前に・・・

 

*産後クライシスとは、

産後クライシスとは、出産後から2 - 3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象を指し、2012年にNHKが提唱した用語である。Wikipedia 

その最大原因は、夫(の非協力な態度)にあるんだそうです。

 

こんばんは。

 

今日はイクメンのメンタルの行方について、一人で勝手に盛り上げていきたいと思います;

 

まず自分の状況から紹介しますと、

家事暦・・・約10年。

育児暦・・・3年7ヶ月。

家事速度も育児に必要な筋肉も

フリー時代に比べて約2倍になりました。

会社なら課長クラスといってもいい経歴ですが、家庭ではそうはいきません。

 

「大変。なんとかして〜」

「今日はちょっと甘えたい日なの」

「おねがい!今日は何もしたくないの」…

自分を頼りにしていたか弱かった彼女。

「しょうがないな~」と満面の笑みで苦労を買ってしまうバカ男。

 

しかし!気がつけば!

結婚と出産と育児を経て益々的確な判断と行動力を見せてくれる彼女。

そんな彼女は、まるでメタルスライムをいとも簡単に一撃で倒してしまい、

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*普通ほとんどにげてしまうのですが...

 

いつの間にかレベル3からいきなりレベル30になってしまったみたいな強靭な姿になっていました。

 

おお!! これぞ母親なのか!!

もしかしたら最強の職業は勇者ではなく、母親かもと考えてしまうほど攻撃力・瞬発力・魔力・知性…全てにおいて弱点が見当たりません。

 

それに比べて僕は、

自分の中の地味な敵をひたすら倒し続ける毎日。

同じマップを一日中回ってもレベルアップは僅か2になるかどうかの過酷な現実。

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育児は、やっと敵を倒し瀕死状態で旅館(INN)に向っている途中!

ポーション(注:元気ドリンクのようなもの)なしで、さらに強い敵に遭遇してしまうそんな毎日です。(いまいち伝わりませんね…)

 

話が少し趣味側に逸れすぎましたが、

結局、男のメンタルはそう簡単にレベルアップできないということです。

 

それどころか、今となっては根拠のない自信に溢れていた20代のメンタルを維持することだけでもすごい!と思うようになりました。

 

恥ずかしい話ですが、

入籍したからといって…すぐ旦那になれたわけでも

子供が生まれたからといって…すぐ父親になれたわけでもありません。

 

それって大丈夫??

大人として責任も自覚もないの?

…と言われたら、またいつものように黙り込むしかありません。

 

口下手な僕は、感情そのままの言葉を吐いてしまってはまた後悔。

その言葉を発する前に戻すために…どれだけ苦労したか…。

 

…どうしてこんなに弱い男になってしまったのか。

…その根拠のない自信は一体どこへ行ってしまったのか…。

 

困惑している間に彼女は次のステージに向かい…

子供は新しいクラスになり、末っ子はイヤイヤ期が始まりました。

 

おい!こんなことしている場合じゃないよ!

父親だろう!?イクメンだろう!?

子育ても収納も勉強しなきゃいけないのがいっぱいなんだよ!

… … はあ・・・はあ・・・

 

「大変。なんとかして〜」

「今日はちょっと甘えたい日なの」

「おねがい!今日は何もしたくないの」…

よみがえる言葉。無意識に口の中に回る言葉。

 

もう一度10年前の彼女に会いたい。

そう思うのは、もしかしたら頼りにされていたその時の自分を…

自信にあふれていた自分を…もう一度見たかったからかもしれません。

 

 … 

 

次回に続く。