韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

(続編) 無印良品の家 窓の家 2年と9ヶ月後、実際のレビュー

 無印良品の家の話が全然少ない!騙された!

 

こんにちは。

その間いろいろ(主に育児と、育児による病気)ありまして久しぶりの更新になりました。強力な抗生剤のおかげで気力を取り戻しておりますので、これからも宜しくお願い致します。

 

皆様からの鋭いご指摘を頂き、今回はちょっと真面目に家のレビューを書いてみました。これから無印良品の家をご検討中の方、ちょっと気になるけど実際どこがどう違うの?高いだけじゃないの?ってナナメ目線の方にも、少しでも参考にしてもらえば嬉しいです。

 

まず、前回の記事はこちらです。ご参考までに。 

内容は薄いですが、lcpam.hatenablog.com

 

2016年春完成ですので、窓の家での生活は正確には2年9ヶ月目になります。

中身の乏しい(?)前回を反省し!今回は住んでみて分かった無印良品の家について本気で書いてみました!(抗生剤が効いている間に!)

 「家を買う」ということ

「家を買う」ということは、

「マートでものを選んでレジを通す」

「土地を買ってそこに家を建てる」というような簡単な話ではありませんでした。

そこには、一つしかない土地とハウスメーカーの特徴を全て考慮しないといけないという…とてつもなく膨大な選択の連続が待っていました。

 

大事なのは家に対する家族のこだわり

家族と暮らしの変化により、多くの方が子供を思いっきり遊ばせたい、周りの目を気にしたくないという強いアプローチもしくはモチベーションから家探しを始めます。

私たちも同じでした。

 

「高い家賃払っているのに、子供の遊びにも苦情が気になる」

「収納も家事同線も古く、頑張って改善しても限界を感じる」

「熱すぎ・寒すぎ…毎日の洗濯(オムツなど)でカビだらけ…」

 

ものが多いせいか、それとも暮らしが下手なのか。本当にいろいろ悩みました。

本当に必要なものまで捨てたり、収納を統一させたり、植物をおいてみたりと。

でも、どうしてもぶつかってしまう同線と、すぐカビだらけになるカーテン。

窓を開けるとすぐさま家の中がすごい湿度(帰宅時15%→洗濯後99%;)に!

 

子供が生まれ、育児の苦難が益々現実化するにつれ・・・

もう限界かもという瞬間が私にもついにやってきました。

 

もういやだ!! わが家を建てるぞ!

意気投合した二人の目の前に、ど~んとお金と価値観の選択が迫ります。

それで私たちは、限られた資金と時間をフル活動するためには、揺れない判断力と価値観の話し合いが重要だと感じました。はやり仲良く(これが意外と難しいですが;)二人でよく話し合い「我が家はこうしたい」という内容を確認するのが大切です。その揺れない判断基準さえあれば、家探しはかなり楽になるかもしれません。

(というか、無印良品の家ではなく、家探しのアドバイス?)

 

私たちは・・・以下5つという結論になりました。

柱のない開放感あふれる吹き抜けで暮らしたい。

お洒落で大きな窓で室内と玄関を明るくしたい。

家どこでも家族が会話ができるようにしたい。

家族の年齢に合わせて間仕切りを変えたい。

全てのデザインをシンプルなデザインにしたい。

 

しかし、 私達にはシンプルなお願いでしたが、これを解決してくれるメーカーはかなり限られていました。

 

お洒落で大きな窓で室内と玄関を明るくしたい。

家どこでも家族が会話ができるようにしたい。

 結論

⇒(窓)デザイン性と性能両方を併せ持つlixil製窓。

⇒(会話)吹き抜けと一室空間

 

極力柱を無くし、開放感あふれる吹き抜けで暮らしたい。

家族の年齢に合わせて間仕切りを変えたい。

結論⇒SE工法

そして、

全てのデザインを飽きのこないシンプルなデザインにしたい。

結論⇒無印良品の家

 

幸い、私が求めるものの殆どが無印良品の家の中にありました。

というか付き合ってくれるのは無印良品の家しかないような…。

細かい内容よりも無印良品の家(窓の家)デザインの一面を実際の写真で添付してみました。 

幅木(壁と床のつなぎ目)の形

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  クロスの張り方(壁天井一枚型:天井幅木なし)

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基本照明や床材・ドアノブの選定デザイン

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(施工例からのイメージです。近いうちに綺麗に取り直します;;)

 

そして、何よりも

窓のデザイン

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景色を切り取る。眺めの邪魔をしない。そのために、一般的に良く使う引違い窓をできるだけ排除しました。開ける必要のないところは景色を切り取るfix窓を採用。

 

無印良品の家のデザイン

いざ完成してみると、白を基調とするシンプルなデザインは私達のイメージをはるかに超える統一性、いや恐ろしいほどのまとまり感がありました。

そこでやっと「なるほど、無印良品はこういう家を作りたかったんだ」と頷くのです。

 

もし工務店にお願いし、無印良品のデザイン基準で家を建てたらどうでしょう。

恐らく割り高になるうえに、完成度はかなり落ちるのではないでしょうか。

 

無駄に主張することなく、全てが静かにバランスを取っている

それがこの窓の家を建てて2年9ヶ月で感じた感想です。

 

・・・

最後に

一見無印良品の家って価格も安くなく、過剰にシンプルさと完成度にこだわってるように見えます。正直、決して万人受けするような家ではありません。

住み主の価値観とメーカーの価値観が合ってこそ、その満足感が得られる。

勿論入居後、細かい同線やコンセントの位置など、こうすればよかったかなというところは存在します。しかし、無印良品の家ではない他のメーカーにすればよかったなと感じることは今もこれからもないような気がします。

・・・その安心感こそが、これから私達の「家に対する愛着」に繋がるだろうなと思うようになったのも、もしかしたらこの2年と9ヶ月という時間のおかげかも知れません。

 

最後までお読み頂きまして有難うございました。 

 

では、次回もお楽しみに。