韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

家電好き親父のジレンマ・・・とつぶやき。

家電好き親父のジレンマ・・・とつぶやき。

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私はよく「家電好き」って言われます。

私を知っているまわりの人は、家電購入の際に私に意見を聞くことも多く、購入後も操作方法などで質問を受けたりします。

 

確かに私は新しいガジェットに関する情報をチェックするのが好きで、革新的な機能があるものに遭遇してしまうと、「その機能を勝手に自分の生活に適用させては妄想を増やし、やっぱりこれは必要だ」という結論を間接的に自己誘発させる側面が強い人間です。

 

ですので、常に一緒に生活するしかない妻は、ある意味、その最大の「被害者」でもあり、「恩恵者」でもあるのです。

 

たとえば、アマゾンエコーという「AIスピーカー(+リモコンコントローラー)」

 

「家族に子供にもっと音楽を・・・」というミッション(自分が課した)からスタートしたアクションは…その後生活全般に大きな影響を与えています。

 

普通の人にとって、音声でエアコンをオン・オフしたり、天気予報や日程を機械音で聞くというのはあまり意味のないことかもしれません。そういうのって今の時代、リモコンで操作したり、スマホを見ればいいのです。もっと原始的なやり方では、雑誌でもずっとテレビをつけておけば分かる内容がほとんどです。

 

「FIRE TV STICK 4K」というデバイスも同じです。

プライム会員無料動画を音声検索しなくても安価でテレビで見る手段はいくらでもあります。

 

少しゆとりのある生活なら、じっくりソファに座ってみたい番組をリモコンで選べば良いという話です。

 

周りからは「ハイテク」「最先端家電」「IOT化」などいろいろ言われることが多いですが、その根本には、「不便さ=時間の無駄=人生の無駄」と「自分勝手な趣味と一方的な解決(何でも機械を使いたがる)方法」という潜在意識が大きく関わっています。

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そんな私にとって、家電を使った日常の自動化・時短化は、

究極的には「人生の無駄」を無くし、それにより得られた時間を「より価値の高いことに使うこと」を意味します。

 

たとえば、まだ完成してはないですが、「AWAIR」という空気質モニターをIFTTTと連動して室内の二酸化炭素が高くなったら、換気システムを強に変更し、濃度を下げては戻す。この一連の作業が私を一切介さず、センサーとソフトによって確実により正確に行われる。また、気になる明日の天気情報は、スマホをみなくても帰宅後アマゾンエコーでアレクサが元気な声で教えてくれる。これならスマホを見なくても済むし、その時間に子供の面倒を見ることもできます。

食事や家事中、子供が叫んだらアレクサに好きな動画をプライムで再生するように口頭で命令すれば、 食器洗いで泡だらけの手を急いで拭いてテレビリモコンまで走る必要もありませんし、それによりバタバタしてイラっとする必要も場面も少なくなります。という効率と無駄がなくなるという理論です。

 

そんな私ですが、

最近「人生の目標は効率だけではない」という言葉に感じるところも多くなりました。

 

「より価値の高いことに使うこと」を目指しているはずなのに、そのあまった時間に「それらのデバイスを管理したり、より魅力的で新しいデバイスの検索に時間を費やしている」のです。

そろそろ、「スティーブ・ジョブス」が妄想で作り上げた「狭いデバイスの世界」から抜け出さないといけないかもしれません。

 

彼の死後、世界が変わってスマホ時間を気にするようになったのはある意味人類にとって良い方向かもしれません。

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そして何より、つい最近患った「神経性難聴」という病気。

片方の耳鳴りがずっと止まらず、子供の高周波数の叫びに苦労(鼓膜がちぎれそうな感じ)しながら、3週間もの薬生活をおくりました。

 

医師からは「ストレスを溜めないように・・・」と言われたものの、

結局その最大の犯人が自分であることは言われなくても分かっていました。

 

・・・「人生の無駄」・・・

 

病気のおかげなのか。38歳という年のせいなのか。

「人生にはある程度の無駄は必要かもしれません」・・・

 

無駄は無駄と感じる瞬間、無駄になる気がする・・・そんなことでまたストレスが増えていく2児の親父です。

 

おしまい。