韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

“It’s OK for me” 男らしくない自分の受け入れ方

あなたは「男らしい男」?

週末子供の遊び相手をしただけで、えらそうな顔をする男。 

帰りが遅いのは会社のせい。自分は浮気もギャンブルもしない真面目な父親だと言わんばかりの男。

夜遅くまで働くことが育児家事をしない免罪符だと思い込んでいる男。

子供が生まれたら犠牲は必要。ただそれは自分ではない。暗黙のプレッシャーで妻に専業主婦を強要する男。

子供の隣で平気でタバコを吸う男。

力仕事と運転だけがパパの立派な役割だと勘違いしている男。

 

5秒だけでもいいです。

自分はどれぐらい当てはまるんでしょうか。

 

あなたの間違った「男らしさ」によって、

家族は笑顔になっていますか?

それをあなたは幸せだと思っていますか?

 

 “It’s OK for me”

「格好悪くてもいい」

「男らしくなくてもいい」

「繊細で面倒くさいって言われてもいい」

 

「男らしい」という呪縛から自分を解放することで、「男らしくない自分」ではなく、「それでもいいんだ」というありのままの自分の姿に気づき始めます。

 

ネパール写真家のインタビュー「男らしさに対するネガティブな固定観念」の一部分を紹介します。

引用:A new photo series from photographer Jessica Amity shows that masculinity exists on a spectrum

サイト:https://www.huffpost.com/entry/men-reject-toxic-masculinity_l_5c6efc4ce4b0e37a1ed618ee

 

「UNISEX」「TOXIC Masculinity(男らしさの弊害)」・・・

 

男女平等と育児シェアは当たり前。

不要な固定観念で自分を苦しめる必要などない。

 

世界では、フェミニズムの拡大と性別ではない柔軟な役割分担への認識が広がりつつあります。

「私はそれなりに家事を手伝っている夫」とイクメンぶりを訴える前に、一度視野を世界に向けてみるのはいかがでしょうか。

  

Netherlands, Caspar

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“It’s OK for me to be insecure,”
「私は、不安な気持ちでもいい」

私は常に男性として自信にあふれ、支配的でないといけないと思っていた。

決して不安と恥を感じてはいけない。この男らしいというプレッシャーで、自分の不安をどうしたらいいのか分からなかった。

私は自分の弱さを受け入れることで、不安を理解し、コントロールできるようになった。

 

Lucas, France

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“It’s OK for me to be classified as a sensitive guy.”

「私は、繊細な男として分類されてもいい」

男は、繊細な感情を感じるとそれを無意識的に隠そうとする。まるでプライドを守るかのように。隠さずありのままの姿を見せることができることにプライドを感じるべきだと思う。

 

Dan, U.S.A.

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“It’s OK for me to be passive.”

「私は、手動的に行動してもいい」

私は対立を好まないが、対立することになるといつもタフに対処しないといけないというプレッシャーと促しを感じる。

だれか私に喧嘩を売ってきても私が男性だからという理由だけで戦うべきだと思われたくない。

 

Sam, Australia and the U.K.

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"It's OK for me to acknowledge that when we talk about ‘violence against women,’ we are talking about violence that is being perpetrated by men. "

「私は、男らしさの問題点を指摘する男であってもいい」

男中心のシステムを変える。その際に男が負うべき責任について話していい。

女性への暴力を話すとき、それが男によるものであることを認めてもいい。

 

 Bastien, France

 “It’s OK for me to be open-minded toward the relationships of men and women. Men and women can lead their lives on equal terms."

「私は、男女の関係で心を開いてもいい。男と女は、自分たちの人生を同じ条件で送ることができる」

 

あなたにとって

 “It’s OK for me”は?

 

それは、合理化や言い訳ではなく、完璧ではない自分を認めて受け入れることかもしれません。

 

男らしくなくても人生は十分楽しい。

いや、男らしくない人生の方が、より自由でより豊かで価値のあるものに溢れている気がします。

 

 

今日も何とか逃げ場を必死に探す、自己否定に弱い、30半ばのおっさんの話でした。

 

おしまい。