韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について、クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)の言葉から気づく日常を書き残しています。コメントや批評全てご自由に。

偶然…そう、いつも偶然。

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偶然...

遮るものは何一つ無い
昼前の落ち着いた空を、
いつもの公園で...
偶然...見上げる。

そこには…
何度も首を回さないと...

その輪郭すら掴めない、
パノラマのような景色が...

はしゃぎまわる子供、
舞い上がる砂埃、
通り過がりの人や犬、
静かに落ちる枯れ葉、
子供を見守る親の背中...

ありふれて...つい...
見落としてしまう、
何気ない日常の上に...

アンバランスな対比と
圧倒的なスケールで
果てしなく広がる。

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それはまるで...
天国か何かを眺めるような、
誰も考え出すことのできない、
壮麗で夢幻的な何かのように..

自分を見ろなど何も言わず、
ただ...本来あるべきところで...
地上のあらゆるものに向かって
ただ...広がっていた。

それは...
ただそこにあるという言葉以外…
全て無意味だと、いや...
人の言葉というちっぽけな器では
到底説明できない何かなのだと...
そう言わんばかりに...

それを眺めるものに...
言葉を超えた何かで心を揺さぶり、
次々と問題を見つけ出す思考を、
果てしのないお喋りの独り言を、
今日も永遠と動き回る思考を...
一瞬にして全て取り払うのである。
...
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よりきれいに…

よりリアルに...

最先端のテレビやカメラ、
高画像のプロジェクター...
人間が発明し、進化させてきた
どんなテクノロジーでも...

の前に広がるあの景色を...
再現することは決してできないだろう。

夜空に広がる無数の光が、
それぞれ異なる輝きと色で
散りばめられた星空の美しさは、
絶え間なく変わり続ける、
奇跡のようなリアリティーは…
決して作り出すことはできないだろう。

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あの雲や星...数え切れない命、

自然がもたらすあの美と秩序を...
片っ端から破壊しつつある私たち人間が…

小さいテレビや何かの中で、
その美しさに唾を飲み込み、驚嘆し、
その大切さと必要性に涙を流しているのは
何とも皮肉なことだろう。

どうして...
私たちの日常に溢れた景色や自然は、
人間は決して作り出すことのできない何かは...

うまく編集された高画質の
ドキュメンタリーの中で、
眺め、楽しみ、笑い、涙を流す、
もう一つの娯楽になってしまったのだろう...

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スローモーションで動く
野生動物の力動感とその物語を、
どうして私たちは…
日常の中で、自然の中で
見つけようとせず、
テレビや小さいスマホの中で…
おやつを片手に
鑑賞しているのだろう…

またその短い鑑賞が終わると、
ほんの少しの余韻すら噛み締めず...
無数の壁に取り込まれた、
息苦しい建物の中に引きこもる、
自然とは無関係な日常を...
そういった人生を送っているのだろう…  

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***
柵の向こうから聞こえてくる
心地よい鳥たちのさえずり。

古い墓の近くで倒されずに
偶然残っていた大きな枯木が…
誰も気にしない公園の片隅で
小さな森をなしている。

音もなく揺れ動く葉っぱの上で、
無数に飛び交う溢れる生命力。

激しい風に息を潜め、
互いを呼び合うあの鳥こそ…
枯木を住処に遠くの空に旅立つ彼らこそ…
あの空…あの天国の主かもしれない。

...

宙に浮く蜘蛛を…
一瞬一瞬変わり続けるその何かを…
まるでそれを眺めるために
生まれてきたかのように...
全身で眺める息子の輝く瞳の中に...

夜空できらめくあの星々が…
果てしなく広がるあのパノラマが…
奇跡のようなあのリアリティーが...

偶然...
そう、いつも偶然...ただそこにある。

🎵 祝いのうた | 森ゆに

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