韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

2021-01-01から1年間の記事一覧

さあ、およぐぞ。

「さあ、およぐぞ。」くじらは、青い 青い空の なかを、げんき いっぱいすすんで いきました。 うみの ほうへ、むらの ほうへ、まちの ほうへ。 … …何年ぶりだろうね…君のことを思い出すのは… まだ肌寒い土曜日の夕方、薄暗い小さなレストランで、緊張してい…

(出版案内) 本を…アナログの本を出版しました。

本を…アナログの本を出版しました。 その時々の思いつきで、書いてきたブログ記事を… 人生・日常・瞑想・育児、四つのテーマに並び替え… 確かな質感が感じられる、コーヒーや雨…湿気などに敏感な…紙質の本の中にまとめてみました(笑) どこか…もの足りない表…

偶然…そう、いつも偶然。

偶然... 遮るものは何一つ無い昼前の落ち着いた空を、いつもの公園で...偶然...見上げる。 そこには…何度も首を回さないと...その輪郭すら掴めない、パノラマのような景色が... はしゃぎまわる子供、舞い上がる砂埃、通り過がりの人や犬、静かに落ちる枯れ葉…

...不思議である。

⚠ もしいつもの思考で読まれますと...退屈と難解という問題が現れますので、くれぐれもお気をつけください。……不思議である。 いつものように…モニターの前に座っていると、目まぐるしい画面のように問題というやつが次々と...その姿を現す。 それはいつも自…

親はつい…

ぱっと見。そう、ぱっと見それは...何の楽しみも感じられない、退屈で無意味な遊びだった。 何の変哲もなく、それで眺めていると…つまらないという言葉が、口から漏れそうな…どこにもありそうな公園で... 娘は、誰一人...気にすることなく、またそういう自分…

いったいこのブログは...

なぜこんなブログを書き続けるのか?と聞かれたら...何と答えたらいいだろう。 なぜクリシュナムルティの言葉を引用したり、それに似ている記事を発信しているのか?と聞かれたら...おそらく答えられない...と思う。 その動機や目指している目標は?と聞かれ…

【抜粋】もしもあなたが…

もしもあなたが、パン屋やカメラ店、書店、野外のレストランなど、たくさんの店が並んだ小さな町の街路を通り抜け、橋の下を過ぎ、 婦人洋服店のわきを通って、別の橋を渡り、製材所のわきを通り過ぎ、それから森の中へ入って水の流れに沿って歩き続けるとき…

(旅行記) 分かち合うこと。

何年ぶりだろう... 思い起こすこともできないほど久しぶりの独り旅。 ... デニムズボンに当たる…強かで温かい朝日に、閉じていた目を開けると… 山と海の間々にぎっしり埋められた街並みが、 その上にポツンポツンと置かれた雲の質感が、 自分を隠しきれずに…

奇跡とリアリティー

丸いテーブルと丸い椅子に、丸く座って景色を眺めていると… 一歩引いたどこかで...休暇を満喫している自分の姿を眺めるもう一人の自分がいる。 そして思い浮かぶ言葉。あ、休みはこうじゃなくちゃ... 今どきの木材でおしゃれに飾られたあるカフェの中で、僕…

愛の秘密

優しい黄色の陽光が、あらゆるものを少しずつ染めていくある午後。 バッタの飛び交う黄緑の草原の上を無邪気に走り出す娘。 足元に舞い上がる、小さな花びらと葉っぱが夜空の星のように輝く。 その全ての中で娘は...転ぶのを恐れることなく、決して振り返る…

【抜粋】なぜ人間は...美しく死ねないのだろう?

なぜ人間は...そんなに惨めに、不幸せに、病を負い、老衰し、もうろくし、身体は曲がり、醜いままに死ぬのだろう?なぜ木の葉のように自然に美しく死ねないのだろう?われわれのどこが間違っているのだろう? 多くの医者がおり、薬や手術、または生きる上で…

(日記) 名刺と関係

ハイテク・デジタル・AI・DX... 最先端の(マネー)技術をアピールし、金の卵を自慢するある事業家の説明会。その一方でハイテクのかけらもない、高額のランドセルが並ぶもう一つの説明会。 何年も同じままの給与明細書へのため息を育児や家事への時間で正当化…

(日記) 自然と愛

西へと流れる積乱雲を背景に黒いトンビがゆっくり飛んでいる。 揺らめく青いユーカリの上で休む場所を探すアシナガバチ。 無邪気に飛び回るトンボの間を優雅に突っ切るツバメ。 眩しい金色の夕焼けに雑草たちは息をひそめ、久しぶりの陽光を眺め、ただただ風…

(日記) 未来の君へ

君は、どうして勉強をしていますか?どうして子供を育てていますか?どうして同じ毎日を送っていますか?この全てについて…君は、自分に聞いてみたことがありますか?それは…夢を叶え、立派になり、金持ちになるためですか?それで…生計に困らずに、もしくは…

【抜粋】ところで君たちは瞑想について知っていますか?

ところで君たちは瞑想について知っていますか? 君たちはセックスには興味があるのではありませんか?楽しくさせられることに関心がある。地理や歴史を学ぶことにも興味が湧くでしょう。ときどきかもしれませんが...君たちは多くのことに関心があるのではあ…

(日記) 踏切と不思議な午後

遠くから聞こえる踏切の音。 金色の夕日を切り離す扉。灰色のマンションに降り注ぐ夕焼け。...そしてその真ん中を突っ切る電車。 足を組んで本を読んでいる人。振動に合わせて居眠りをする人。窓の向こうをぼうっと眺める人。スマホの中で何かを探している人…

【抜粋】主体的に見ること。

エーリッヒ・フロム | 聴くということ (中略) 今日では、ほとんどの人々がそのような能力を失っています。人々は、ただ物事をいわゆるリアリスティックにしか見ることができません。 これは第一の意味の現実判断能力です。つまり、彼らは世界をよく知ってい…

ただいま...

…笑って…怒って…戸惑って…涙を流して…また笑って…そうやって子供と、誰かと…夢中になっている自分の姿。どうして笑っているのか。どうして怒っているのか。どうして戸惑っているのか。どうして涙を流しているのか……気づく瞬間がある。遠い過去の記憶。楽しい…

【抜粋】頼らないで生きていく。

理論や理念に頼らないで生きていく力を、どのように見出したらいいのですか? それでは、理論と理念に頼って生きていく力を、あなたはどのように見出していますか? 方式・理想・理念などを使用して生きていこうとする、途方もないエネルギーを、あなたはどの…

自画(自我)像

ぼやっとした思い出の感情。「あの時に戻りたい!」つい叫びたくなる懐かしい時間。ありきたりな日常とかけ離れた別世界のような…穏やかなひととき。そして繰り返し、繰り返し、何度も眺めたくなる誰かのそして自分の言葉…。仕事に、人間関係に、家事や育児…

(日記) 思考と自然

久しぶりの雨に洗われた木々が透き通った空を背景に、色鮮やかに輝く。そよ風に波打つ葉っぱの上を黒い鳥たちが静かに飛び交う。子どものお描きのような緑が無邪気に彩られている山々。 「昨日の何か」「いつもの何か」…。過去に過ぎない記憶や、その記憶と…

【抜粋】共感と愛

皆さん、他人と意志疎通するには愛がなければなりません。結婚すべきかどうか、誰と結婚すべきか、セックスの問題、創造性、等々こういったすべての問題が起こるのは、私たちが愛を持っていないからです。 しかし、あいにく愛は学び取ることのできないもの、…

(日記) 蝶と平和

どの花とも異なる色の蝶が、 静まり返った空き地の上を 優雅に飛んでいた。 何の迷いも何の抵抗もなく、 軽々しく花から花へと飛び回り、 時々花には何の興味も無いかのように 仲間と戯れ合っているその姿に 見入っていると… あの蝶の名前は? 次はどこに? …

【抜粋】瞑想と行動

わたしたちは誰もがみな、葛藤のない生き方を求めているはずです。 人々はそうした生き方を、例えば僧院生活の中に求め、僧侶としてあちこちを放浪したり、俗世を逃れて洞窟や象牙の塔の中に引きこもったりすることで、苦しみや悲しみが存在することのない生…

人生について...少し話をしませんか。

人生について…違うようで似ている、あなたと私の、人生について…今から、少し話をしてみませんか…? …勿論、いつものように、スマホ画面をスライドしながら、内容を読み飛ばし、たまに…写真の前で少し止まるような、そんな感じでも構いませんので… 心地よい…

(予選通過) 写真コンテストに応募しました。

#写真について説明して下さい。 恒例や安心という言葉が、異例や不安に変わっていく日常の中で迎える入学式。 初めての小学生という人生の一大イベントに、子も親も…不安と同時に希望や期待に胸を膨らませるのではないでしょうか。 しかし、すっかり「コロナ…

(日記) 抵抗とエネルギー

ちゅうりっぷだ! 心配事や時間に追われ、 玄関と車を何度も行き来している 自分の隣で...娘はそう叫んでいた。 少しの無駄も許されない、 少しの余裕や休息も...与えられない、 息が詰まりそうな平日の朝という 世界からかけ離れたところで… 娘は、ただひと…

(日記) 傷と愛

傷。 目の前で動く、あの時計のように、 道端に咲いた、あの一輪の花のように、 実際に存在する、一つの事実のように、 人の意識の中で、 日々の日常の中で、 傷は...人生の一部分として 常に自分の居場所を持っていた。 「昨日の些細な傷」 「何十年前の深…

【抜粋】自然と責任

川辺に一本の木があり、私たちは数週間、来る日も来る日も、朝日がまさに昇ろうとするころに、その木を見ていた。木々の向こうの地平線にゆっくりと日が昇ってくると、この木は不意に黄金色になる。 すべての葉が生命に輝き、見つめて時間がたつにつれて、木…

(日記) 反動と自由

葉っぱの上で溶けていく雪。 どこかへ向かう静かな猫の足跡。 瓦の下で聞こえる鳥の鳴き声。 空き地の上で踊る鳶の黒い影。 「二月の雪」 人は常に言葉を通して、 その言葉が呼び起こす イメージと感情を通して、 目の前の何かを眺める。 その時、 朝日で光…