韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

思考をみることは…

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夢から目を覚ます。
寒い、温かい、暗い、明るい...
世界を眺める意識が体にもどるとき、
ものすごい現実感(リアリティー)がもたらす
漠然とした不安と恐怖。

生きることは、
日々の生活の中で、
繰り返す喜怒哀楽の積み重ね。
生きることへの強い執着や渇望と同時に
...その全ての外側にいたいと願う感覚。
そう、いつものように...知らない何かを、
未知の何かを警戒し、遠ざけようとする感覚。

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思考をみることは、
その全てをみること。
それは、意識(私)無しにただ気づくこと。

肝心なことは、
実際にそれを自ら感じ取れるか、
過去(重荷)を背負わず、その重要性を見出し、
探求するエネルギーがあるかどうか。

もし単に言葉を弄んだり、思考遊びに耽ったり、
議論そのものだけに気を囚われれば...
それは探求でも何でもない、
虚しい空論になってしまうから。

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思考をみることは、
苦痛を呼び起こすこと、
自己憐憫に浸る喜びに気づくこと、
自分(私)という肥大化した軸に気づくこと。

その軸を手放すことで何もかも消え去り、
もはや自分ではなくなるという不安と恐怖に慄く
...自分の姿に気づくこと。

そう...思考をみることは、
過去の重荷から自由な目で、
リアリティーを眺め、それを恐れずにいること。

夢から目を覚まし、
今を精いっぱい生きること。

 

♪ 冬のこども・ビューティフルハミングバード

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