韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について日常から気づくことを書き残しています。思考の軸は、インドの哲人クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)。5年目ブロガー。21年冬Amazonペーパーバック出版。これからもぼちぼち続けていきたいと思います。コメントや批評全てご自由に。

子供の写真を撮りながら思うこと。

「保育園、いきたくない!!」

雨の日。ほぼ全裸の息子の叫びで始まるいつもの平日。

 

淡々と体操服を着せながらこまめに時計をチェック。

妻も1歳の娘と格闘中で息子の叫びに付き合う余裕などありません。

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「そうだね。パパも仕事行きたくないな…。」

息子への言葉が、そのまま自分に跳ね返ってくる悲しさ。

…対応と対応とまた対応。

 

やっと一人になって振り返えてみると

残るのは果てしない疲労感と何枚の写真…。

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最初は少しでもいい写真を残したい…

短いこの瞬間を少しでもきれいに残したい…

という思いで始めた写真とアルバム作り。

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とにかくいい写真が撮りたい!

大切な瞬間を残したい!という気持ちだけで、

撮り続けた1年と2万枚の写真。

 

 

…今見えるのは、鮮やかな子供の表情と日常。

そしてそれをファインダーで覗く寂しい自分の背中。

 

夜中一通り家事を終わらせて始まる写真選びとアルバム作り。

自己満足なのか、家族サービスなのか、時々わからない時がある。

 

「うまくなったじゃん。結構いい写真も多いし、これ趣味にしたら?」

妻の一言に素直に「うん!」って返事ができない。

 

今この瞬間を少し離れてファインダーで覗くことと、

一緒にその瞬間を感じることの違いは…

僕の予想よりもずっと大きかったようです。

 

「いつか、この写真がきっと喜ばれる時が来る!」

「苦労して作ったこのアルバムは、きっと人生の宝物になる!」

そういう思いだけではどうしても趣味にはできないようです。

 

… 2万枚の中で、見てほしかったのは、ファインダー先にいる自分だったかもしれません。