そのとき…偶然花開くもの。
初めて目にする体験に、
一歩引いてしまう重い足。
子どもたちができるだけ
失敗しない道を歩むようにと
焦り、願う…ため息。
戸惑い、ためらい、
喜び、幸せを感じるほど…
はっきりと浮かび上がる、
「私」という名の杭。
…
ああ、、、
言葉にできない、
何かの違和感に気づくとき...
そのほんの少しの間...
言葉も、動きも、
何もかも止まってしまう、
そのほんの少しの間...
人は自由になる。
…
落ち込み、
喜びや歓喜、
絶えず流す涙...
その全ての感情の出発点に…
気づくとき。
テーブルの向こうで、
語られる何かの信念が、
人生(私)への代弁であることに…
気づくとき。
…
静かにその全てに、
気づくとき...
楽したい。
有名になりたい。
認められたい。
癒やされたい。
煩わしさから逃れたい。
「○○したい」という、
どこかに縛られた杭からではなく…
ただ、、
相変わらず何かに縛られた、
自由ではない自分に…
そのありのままの事実に、
ただ、、気づくとき。
偶然与えられた生に
偶然置かれた環境に
脳に刻まれた反応に
ただ、、気づくとき。
…
そう、愛は…
そのとき…偶然花開くもの。
…
脳がその条件づけを、貪欲、羨み、野望などを洗い落としたとき、そのときにしか、完全なものを理解することはできません。愛とは、この完全性なのです。
Only when the brain has cleansed itself of its conditioning, greed, envy, ambition, then only can it comprehend that which is complete. Love is this completeness.
J. Krishnamurti / Krishnamurti's Notebook