韓国人パパの人生と育児 with 哲学

育児と人生について、クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)の言葉から気づく日常を書き残しています。コメントや批評全てご自由に。

命とヴィーガン

道端に咲いた花。きれいに植えられた並木。小さい鉢の中のサボテン…。植物は、そこがどこであれ、その居場所にこだわることなく、常に自分に与えられた環境をありのまま受け入れ、そして自分ができる全てのエネルギーを持って、生きていた。また、あらゆる動…

比較と価値

今どきの服を身にまとった若い彼女は言った。 「…本当は、今、自分が住んでいるここがあまり好きじゃないんだ」 「でも、東京や違う場所を旅して帰ってくると…やっぱり、ここがいいなと改めて感じるんだ」と。 彼女のまわりには、同じ服を着た友人が何人かい…

(日記) 昨日と思考

7:56 始発の電車と 色褪せた古いシート。 腕時計を睨む車掌と スマホを睨む車窓の人。 四角いマイクから響く 丸く引き締まった声。 その声に合わせて蠢く 膨らんだお腹と 緩んだベルト。 そしてこの全てを見下ろす キジバトの短い鳴き声。 昨日と違う今日が…

(日記) 彼女と幸せ

屋上の見えない建物と建物との間。 小さいベンチに腰を下ろすとどこか懐かしい、清々しいそよ風が、頬に当たって遠くへと消えていく。そして温かい日差しが本の上で、その影を落としながら踊っていた。 その昼、あの激しかった夏が…あのそよ風のように…どこ…

(日記) 台風と涙

台風の前日。 車のワイパーが視界を変える度に死角から車と人々が現れた。 その日、大型モールの駐車場は、雨と車でいつもよりもごった返していた。 光る「満車」や使い古しのフェンス、そして慣れた動作で車を誘導する人。 嘆息と諦めを感じる間もなく、ま…

(日記) 障害と気づき

信号待ちの横断歩道。 … 彼は助手席で笑っていた。 しかし彼の外見から思考が「障害」と言うやいなや 「大変」「苦労」「苦しみ」「障害をもって生きること」…。 常識という偏見と結論、知識と経験を呼び起こすやいなや 思考は瞬時に無数の言葉とイメージを…

(日記) 散歩と瞑想

重い玄関のドアを開けると、思わず手を上げたくなるような日差しが、セミの鳴き声とともに激しく地面に注いでいた。その向こう側には、丁寧に描かれた漫画の1コマのような積乱雲が、不自然に電柱に掛っていた。 娘のおねだりで重い腰を上げて出てきた外は、…

生きるために生きる。

真夏の昼下がり。 窓を開けると、日差しより少しさわやかな風が頬を伝って向こうに流れていく。 目の前には、高い雑草がしなやかになびいていて、その上を紫色のトンボが風に逆らい、まるで止まっているかのように、飛んでいた。 柿の木の下には、蝉が動きも…

(日記) 幸せと足跡

気持ち良い風が吹く朝。久しぶりの陽光を喜ぶかのように、アゲハチョウが畑の上を優雅に飛んでいた。そしてその羽ばたきに合わせるかのように、雑草が風に揺られてなびいていた。 「あ!アゲハチョウだ!」 私の声に、飛び出してきた息子が大きな窓の前でア…

【抜粋】新しい心で人生と出会う

私たちの多くが熱心に受け入れ、当然と思っていることの一つが、信念の問題であるように思われます。何も信念をこぎおろそうとしているわけではありません。 私たちがしようとしているのは、なぜ自分たちが信念を受け入れるのか、その理由を掘り出すことです…

雨と沈黙 : 恐怖なしに生きる。

*七月の空と海風。 「雨の予感」を説明するのは難しい。 それは、風の向きや激しい雲の流れだけでなく、そこに、いつもと違う独特の空気、そして沈黙があるからである。もちろん空気も必ず湿っているわけでも、カラッとしているわけでもない。それは決して数…

(日記) 不在と父親

201820192020…。いつからだろう。正確には覚えていないけれど、年末のカウントダウンで感傷に浸ることも、除夜の鐘で目標や意志を改めることも、全て無くなっていた。それは今年からいきなりというより「… 振り返ると、そうなっていた」に近い感覚だった。自…

暴力と平和

Malcolm X / CBC Radio · Posted: Feb 21, 2020 6:41 PM ET https://www.cbc.ca/radio 独立する方法は1つ他人に頼るべからず自分の手でつかめ誰も独立をくれない誰も自由をくれない平等も正義も他人からは得られない人間ならば自分でつかめできぬなら得る資…

(日記) 育児と健康

「娘の咳と肌を治してあげたい」振り返ってみると、全てはそこから始まった。慢性の咳と肌の炎症に苦しむ娘。肌は常に乾燥していて、生まれた時から刺激に弱く薬を塗らない日が珍しいぐらいだった。その原因を探って3年。長年の通院と1ヶ月弱の入院生活を経…

健康って幸せ?

「青嵐」 あおあらし。夏嵐、風青しとも言い、5~7月ごろ青葉を揺り動かして吹く南風。 5月の公園に足を踏み入れると、まさにあの青嵐が気持ちよく吹いてきた。熱いプラスチックベンチに腰をかけ、いつもの音楽を聴きながら400円のお弁当を食べていると、目…

思考と願望

久しぶりの外出。 閑散とした電車の中で、虚ろな目をした少女が私の前に立っていた。 数日は洗っていないような髪。ぼろぼろのスニーカーとトレンドとは程遠い小汚いジャージー。 何か不安そうにスマホを触る彼女は、明らかにまわりの視線を意識していた。 …

(日記) 自由

「大変、ご迷惑をおかけしました...。」 沈黙の電車の中で流れるアナウンス…。 その独特の軽さとリズムは「週明けの朝」という日常となり、その本来の意味を失っていた。 そして、その違和感に気づくことも、異議を唱えることもない「日常」が、見慣れた景色…

(日記) 責任

「私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。そもそも、すべてが間違っているのです。私はここにいるべきではありません。私は海の反対側で、学校に通っているべきなのです。 あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっていま…

「本当の自分とは…」あるJKとの会話。

JK R:「本当の自分とは何か」…。 ある日の午後、JKの呟き(Twitter)にリプライを送った。 lcpam2: どうして「本当の自分」が必要でしょうか。 どうして人はこうも…「自分とは何か」にとらわれているでしょうか。 時々「問いそのもの」が、そしてその問いへ…

(日記) 雑草と美

... 道端に咲いた花。 その名もない花に興味を持つ人はどれぐらいいるだろう。 その花の前に、自分の足を止め、意識を向かわせ、自分ができる全ての注意を払って観察する人はどれぐらいいるだろう。 この長い人生の中で、 雑草を見つめ、それを注意深く観察…

(日記と回想) 執着

「毎日が綱渡り」 短いけど重い妻の言葉を、 私は同意も非難もせず、ただ見つめていた。 そう。その朝、 二人が仕事と食事の支度に追われ、逃げるように家を出るその日常に、子供たちと自分を保育園と会社に送るその繰り返しである日常に、明らかに疲れを感…

(日記) 子供と自然

「み・つ!」 ...「花の名前?」 「ううん。はなのおしりを、こうやって!すうと、ちょっとあまいの!」 家との家との間にある空き地。 あちらこちらに咲いた紫色の雑草を前に、 小さい手の女の子は言った。 昼前の二月。ちょうど太陽が頭の上を登ろうとして…

(日記) 夕方の雨と「死」

一日の終わり。エレベーターの扉からしみ込んでくる雨の匂い。急いで傘を取り出す、帰りを急ぐ人々は、明らかに朝よりも雨に寛大になっていた。 夕方の電車の中、楽しく小話をする人。目的地を忘れ、ゲームに夢中な人。子供ををあやす抱っこ紐のお父さん。既…

全く新しい教育とは。

冬の朝。霜と雑草。 「お兄さんより小さくて弱いね」... 命の誕生と同時に「比較と競争」の世界に投げ出される子供たち。 目に見える外見や言葉といった表面的な比較。社会への適応能力や配慮深さなど計ることのできない内面的な比較。また、数えきれない無…

(日記)言葉と「エネルギー」

私たちのほとんどは安定願望から、理想、結果の追求、野心の達成等々からエネルギーを引き出す。たいていの人にとって、それがエネルギーです。 善行を施してまわる人にとって、彼の活動は彼にとてつもないエネルギーを与えますが、いったん失敗すると絶望し…

毎日。何回 … 時計をみていますか?

毎日。何回…時計をみていますか? … 形の異なる針を目で追う度に、 異なる時間に追われていることに気づきます。 無数の締め切りや出勤、そして登校...。 デートや誕生日そして新年のカウントダウン…。 ... 限られた時間と特別なイベント、そして楽しい約束…

(日記) 土曜の朝と「愛」

*畑と歩道の境に咲いた雑草と花。 地元の餅つき大会。子ども二人をつれていつもの散歩に出かける。 風邪や寒さ、数え切れない親の心配は気にもせず、遠くの山から降り注ぐ小麦色の光は、眩しさよりも暖かさを感じさせる穏やかで静かな朝そのものだった。 道…

(日記) 平日の朝と「自由」

輝く朝日を一度も見ることなく、 スマホに目を囚われ電車に乗って 会社に運ばれる人たち。 ぎゅうぎゅう詰めの満員電車で、 華やかに笑ってる広告を背景に、 無表情で疲れている人たち。 ゲームをする人、 本を読む人、 LINEを送る人、 大きな鞄を背負った制…

「おっさん」と「宇宙の真理」

事実の前にちいさな子どものようにしゃがみこみ、今まで学んできたあらゆる概念を全て捨て去ってもいいという気持ちになることだ。 どこであろうと、どんな深淵であろうと、自然に導かれるままにあとをついていく。 さもなければ、何も学ぶことはできないだ…

親にとって写真とは。

どうして子どもは、 生き生きとした生命力に満ちているのか。 昆虫を観察したり、夢中になって歌ったり踊ったり、ひたすら謎の文字を書いたり...毎瞬間その輝く瞳であらゆるものを見つめ、そこから必ず楽しみやワクワクを見つけ出す。子どもは「今を生きてい…